鈴木 学
1969年、岩手県滝沢村生まれ。20歳から数年間、競走馬の調教に携わる。その後、ホテル業、居酒屋経営など、馬とは異なる分野でも経験を重ねる。
転機は東日本大震災だった。借りた田んぼで、独学によるお米づくりを始める。農作業の中で、近隣の福祉事業所の利用者と交流するようになり、あることに気づく。事業所が休みの日には行き場がなく、工賃もわずかで、生きがいに直結する機会が足りていない。ならば、農業と福祉を組み合わせた場をつくろう。2014年、一般社団法人いわてひだまり農園(現・マナビヲ)を開所した。
その後も、株式会社スタディア、合同会社ノーブルの代表を歴任。並行してチャグチャグ馬コ伝承会を立ち上げ、障がい福祉と伝統文化の継承を組み合わせた活動にも力を注いできた。
馬が再び大きな軸として戻ってきたのは、岩間敬、そして三馬力社との出会いだった。岩手県における事業転換を機に、代表取締役に就任した。伝統文化の継承はもちろん、フランスから講師を招き、馬との接し方や馬車の技術を学ぶ国内講習会には、主催者として関わるなど、馬文化を軸にした人材育成や仕組みづくりに取り組んでいる。